tamorinrin’s blog

読んだ本の感想

Entries from 2020-01-01 to 1 year

江副浩正 馬場マコト・土屋洋

情報産業にいち早く手を出した気鋭のリクルート創業者。先見性と行動力に感化された。リクルート事件は、タイミングが悪かったこともあるが本人の謙虚さが消えたことが一番の問題だったのかもしれない。 本書では江副2号と書かれているが、世間から注目され…

知識ゼロからのM&A入門 弘兼憲史

・MAに関する基本的内容が整理されており、わかりやすい内容でした。基本合意を交わすまでの手順は、相手企業の選定→守秘義務契約→デューデリジェンス→条件交渉→基本合意書 ・スキームの違いによるメリット・デメリットが分かりやすかった。 ・会社分割は合…

ソフトバンクで占う2025年の世界 田中道昭

・孫社長の真の狙いを読み解くには、大局的な視点、局地的な視点、双方の視点で広く深く分析することが重要。マクロとミクロ、短期と長期、足元とグローバル、人や企業、産業、テクノロジーを同時に見る。逆に、マクロも国から産業、企業、人へと詳しく見て…

日経 ロート製薬 杉本雅史社長

人材の育成には、3つの場が大事。修羅場、土壇場、正念場。厳しい状況に追い込まれるとグッと人間は伸びる。

がんを切らずに治す陽子線治療 永田良一

・癌細胞は、遺伝子のミスによって正常だった細胞が異常になったものです。コピーミスで作られるがん細胞は、実はがん患者の体内だけにあるわけではない。健康な人間でも1日約5000個のがん細胞の元となる異常細胞が作られると言われている。 ・陽子線治療は…

働くこころ 永田良一

・夢にふさわしい人間とは、自分が叶えたい夢を強く念じ続けられる人間です。単に、願う、出来たらいいなという願望のレベルではなく、強くこころに刻み込み、その実現を固く信じられる心を持っている人間です。 ・人間の日々の活動の源泉は、目標を持ち、そ…

マンガでわかる会社の設立・運営

会社の設立の仕方が、マンガ形式で分かりやすく書かれていました。それにしてもあらゆる観点の書類が必要で、会社を立ち上げるって大変だと感じた次第。人を雇用する事の大変さをつくづく感じた。やっぱり創業者はすごい。

北欧のDX制度

・北欧のGDP減少率が低かった。1990年代からDXを進め、銀行員も10年で3割削減した。解雇された人は政府のリカレント教育制度を利用して安心できる。そもそも北欧は南欧と違って観光に依存していなかった。北欧の場合は、人口も少ないし財政もなかったので効…

ハウスメーカー選びのツボ 市村崇 市村崇

・建築基準法の第一条では、「最低の基準」を守れない建物がある時に、初めて欠陥住宅になる。家づくりは「人生を賭ける」と言っても過言ではない大きなイベントですが、供給側がやらなくてはいけないことは法律上「最低限」のことです。 ・指定確認監査機関…

成功は1日で捨て去れ

・顧客ニーズを本当に掴んで自分自身で企画し、商品開発を行い、タイムリーなマーケティングとともにお客様に商品の良さを伝えて、自分自身の手で売っていく。SPAであればこのワンサイクルを回している中で、商品の背景を立体的にお客様に説明することができ…

人事の超プロが明かす評価基準 西尾太志

・鑑定には相当な知識と経験と研鑽が必要。目利きと呼ばれる鑑定士が骨董品を評価し値段をつける。人と骨董品はどちらの評価が難しいのか。非凡と平凡を見分けるには専門的な知識と幅広い見識が不可欠。 ・影響こそ、言葉も文化も違う世界中の国々においても…

ぼくらの地球規模イノベーション戦略 菅谷俊二

・菅谷俊二さんは、オプティムの創業者。青年期からそもそも論を考える癖がついており、世の中を単純化して理解できるからこそ生み出せる力が、不足していた。その分とことん考える力はついていったのだと思った。 ・日本の知財に対する認知、理解の低さから…

あなたは人生をどう歩むか 千本倖生

・ロマンティストとリアリストのジレンマを乗り越えられる人物でないと事業の成功には導けない。 ・日頃から素養を育てて多様な受容性を兼ね備え、準備できた人だけが、外からの刺激を受け止め、挑戦しようという行動を移すことができる。 ・どんな優秀な人…

イチから知りたい!孫子の兵法 松下喜代子

周辺人物からコンタクトを図る 凡そ軍の撃たんと欲する所、城の攻めんと欲する所、人の殺さんと欲する所は、必ず先んじて、其の守る将、左右、謁者、門者、舎人の姓名を知り、吾がかんをして必ずもとめて之を知らしめよ。 攻撃したい軍、攻略したい城、暗殺…

中村天風のすべて サンマーク出版編集部

・正しいことをしている人間に正しからざる出来事の生ずるはずはない。 ・正しいことをしたら正しい結果が出る。これが因果の法則であり、宇宙を貫く真理である。そして、この世の一切合切なものは、私たちの思いが現実化したもの。 ・いっさいの人生果実は…

中村天風の行動学 武田鏡村

・ロシア軍の情報収集する為に諜報部員として活動し、死線を生き抜いて帰還。帰国後は、不治の病とされていた肺結核にかかる。救いを求めて世界に出てヨガの聖者カリアッパ師と出会った。修行をして、病は気からの本当の意味を知り次第に健康を取り戻してい…

すごい人のすごい流儀 伊藤正二郎

・コンセプトを外見・主張・行動に反映し一貫性を持たせ継続する。 ・コンセプトは単語に。素直に客観的に、自分の本性や本質について考える。 ・自分のコンセプトを考えさせられる。一本さんの通った生き方はカッコいいな。何を軸にして今後の人生歩んでい…

一勝九敗 柳井正

・会社とは本来最初にビジネスチャンスがあって、そこにヒトやモノ、カネという要素が集まる。現代の大企業で行くと、ヒト、カネがあって何を始めるか考える。何か順番が違う気がする。 ・山口県で稼業を継いで、紳士服からカジュアルウェアに転換し、ユニク…

おーい!龍馬 原作武田鉄也

土佐の郷士から歴史を動かす傑物へ。身近にいる人を大事にすることが、大きな結果を産んだのだと思った。その時代の王道であった剣が強かったことも大事。幼少の頃の悔しい想いや感じたことは、後々の人生に大きな影響を及ぼすことにも気づいた。 何よりも人…

エンジェル投資家 ジェイソン・カラカニス

・どのプロダクトが成功するかは予測できないが、どの人間が成功するかを判断する努力をしなければならない。 ・小さく考えていれば人間が小さくなる。創業者にはビッグな目標を持ってもらいたい。 ・創業者にする質問。どんな仕事をしてるか?なぜやってる…

人を見抜く技術 雑学活能研究会

・面接官が陥りがちな失敗は、自身のコンプレックスが裏返しになる。 ・洋服を脱ぐときは、緊張が緩む瞬間。そんな時の何気ない仕草はその人の生活スタイルが集約されるもの。そんな時に気配りが出来るかどうかがポイント。 ・不満を表に出すか出さないかは…

父親のための人間学 森信三

・生きた智慧を身につける上で一番役立つのは、そうした智慧を持っている人に接し、そのコトバを傾聴すること。 ・智慧とは、将来の見通しをつける。物事の「潮時」が分かる。「手の打ち方」が分かる。物事の釣り合いが分かる。 ・智慧の最も基盤的なのは人…

チラシの教科書 中山マコト

・真似したチラシは売れない。自分のオリジナルを。 ・なによりも核となる価値を見つける。最も伝えたい核となる価値を伝える ・キャッチコピー矢印背景説明→内容説明→お客様の喜ぶ仕掛け→お客様にとって欲しい行動を明確に伝える

江副浩正 馬場マコト・土屋洋 

リクルート創業者江副浩正の人生が描かれてる。 ・江副氏が大学の時に出会った言葉。人間は誰しも成長しようとする本質を持つ。従って人は後年の変わろうとする本人の努力により、その人格を変えることができる。 ・「分からないことはお客様に聞く主義」こ…

日経 デジタルによる業務革新 マイケル・ウェイド IMD教授

自部門を管理して卓越した成果を収まるよりも、技術の基礎を知り、業務に必要な情報や資源を動かせるスキルへのシフトが不可欠。また、顧客への問題への執着が肝心。Googleの有名なキーワードに「私たちは自社製品と恋に落ちてはならない。顧客との問題と恋…

不格好経営 南場智子

とても南場さんの人柄が伝わる本でした。 ・社長の一番大事な仕事は意思決定。 ・決定的な重要事項が欠落していない場合は、迷ってもその場で決める。自分が接している情報が断片的であるということを忘れない。どうしても直接見聞きしたことに影響を受ける…

バイアウト 産業と金融の複合実務 佐山展生 山本礼二郎

バイアウトとは、株式の過半数を取得し、企業価値を高めるために適切な関与をし投資利益の実現をする経済活動。1997年の「金融ビッグバン」の時期にアドバンテッジパートナーズが日本初のバイアウト専用ファンドを提供。1998年に中小有責法が制定され、GP以…