tamorinrin’s blog

読んだ本の感想

イチロー・インタビューズ 激闘の軌跡石田雄太

・僕は日本でもパワーで勝負していたわけではないし、すべてにおいてバランスが武器です。

・メジャーに行くことが夢ではない。はるかはるか先に夢があり、イメージは結局できている。

・子供の頃、僕はステーションワゴンの後ろに乗せてもらうのが好きで乗るとずっと上を向いていたんです。そうすると電線が見えて繋ぎ目みたいな点が見えると目をつぶる。バスに乗ってる時にも電信柱が真横に来たなと思ったら目をつぶるとかしょっちゅうやっていた。何かに合わせたいんですよね。きっちりと。

・人の期待に応えることなのか、自分の持ってるものを出すのが大事なのか考えた時、自分が力を出すことが絶対に大事だと思った。

・人と比較するという価値観は僕の中からもう消えています。自分の数字を目指すことは常に限界の挑戦。メジャーで感じる孤独感なんて最高。

王監督の言葉で、時代がどんなに変わっても、何かを目指して、一本の道を、周りの人とは違うスピードで、違う感覚の世界に住んで、どんどん突き進んでいく人というのは、必ず出てくる。そういう人に共通しているのは、ストイックだし、マゾ的な要素を持っているところ。

・それに対してイチローは、僕は自分を追い込むことはしないです。僕には苦しいことを続けられる能力は備わっていないから。

・よく、人より頑張ったからとか、何倍も練習してきたからこういう結果が出るんだと言われますけど、そうじゃない。人の何倍もの努力なんで、できっこない。ただ、自分の限界を少しだけ超えることを重ねてきた。自分なりの歩みを進めてきていくということを、ただただ重ねてきた。そうやって歳を積み重ねてきただけの自信があるから、心が折れそうになっても泰然としていられたのかもしれません。

・ユンケルは毎日飲んでいて、これは16年、一日も欠かせたことはない。

➡️成果を残す人は、明確に自分のたどり着きたい場所をイメージしてるし、自分の強みを軸に考えている。一方で、孤独に耐えられたり、自分の世界を持っているのはASDの気質もあると思った。その人を作り出すのは、性格や環境よりも気質の方が大きいのではないかと感じた。