tamorinrin’s blog

読んだ本の感想

働くこころ 永田良一

・夢にふさわしい人間とは、自分が叶えたい夢を強く念じ続けられる人間です。単に、願う、出来たらいいなという願望のレベルではなく、強くこころに刻み込み、その実現を固く信じられる心を持っている人間です。

・人間の日々の活動の源泉は、目標を持ち、それに挑戦し続けるプロセスで得られる気づきや達成感、ご褒美、周囲からの称賛にあります。

・名誉欲の強い人は、他人から非難されたり、批評されることを望みませんので、一所懸命に称賛を求めてがんばります。価値観と努力による苦労とのバランスが崩れると、継続が難しくなる。

・大欲は無欲に通じる。

団塊の世代と言われる方々は、青年期に抑制された物欲に対する執念はとても強いです。

・全ての生き物は調和して、生かされて生きています。生き物以外の水や空気、地球そのものでさえも調和の中に存在している。そこには、調和を保とうとする自然の大きな力が働きますが、その力の限界を超えてしまうと自然の回復が難しくなる。

・利他の視点で考えることは大事なのですが、相手に共感を持ちすぎると簡単に譲歩してしまい、自己利益の機会を損失して、自己破壊的になってしまう。これでは、仲間に顔負けできない。

・人間は、自分が一度口にしたらそのことに固執する。ですから、相手の口からどのような言葉が発せられるか、これが重要です。そのためには自己主張を強くしては相手の話を聞けません。

・口から発する言葉に気をつけ、潜在意識に潜むあらゆる負の想念を捨てて品格の高いものになるように、日頃から目にするもの、耳にするものに注意します。

・他人の問題を、自分の問題として引き受ける場合には、自分にそれだけのスキルと余裕がなければ問題解決は不可能であり、むしろ問題をこじられてしまうか、信頼関係をきづつけてしまう。

・人に嫌われないようにしよう、好かれようという判断基準ではなく、その人にとって何が本質的に大切であるかを考えましょう。

・不安と恐怖は、人間の心が作り出すものです。不安を軽くしてあげる、あるいは取り除いてくれる事は大変に尊く、究極の行為です。